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日経出版社刊の、「風の天主堂」という本を手に入れて楽しみながら読んでいます。
江戸時代前後の長崎周辺で、禁止されていたキリスト教を信じるがゆえに本当に苦労した人達が、禁教がとけるとすぐに必死の思いで建てた教会のことをつづった本です。
読みながら自分の考えが変わってくるのを感じました。
これまで日本の殉教者について、自分の信仰を守るのはいいが、フィリピンのように占領されていたらと考えると、賛美するのが正しいことなのかと疑問に思っていました。
でも、列聖や列福の運動は(そういう意図はなかったにせよ)、自分達の政権を守ろうと信徒を弾圧した当時の日本の支配者と並んで、聖職者の顔をしながら別の目的をもって日本に乗り込んできた者の悪をも告発することに、結果としてなるのかなと思うようになりました。
風の天主堂は、そういう悪の力に翻弄された弱い人達が必死で遺した善きものなのかーと思った訳です。
そういう意味で、サンチャゴ巡礼路と五島の教会は共通性があると感じました。
ていうよりキリスト教(信者)は力を持つたびに悪い事をたくさん、たくさんしてきて、そこから何故だか人間の美しい面も引き出されて、今にのこっているのじゃないでしょうか?
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